英語習得には『何をするべきか(What to do)』の設定が大切

英語習得には『何をするべきか(What to do)』の設定が大切

 英語多読・多聴多観が英語学習の分野で従来の学習と違うのは、「洋書を読む。字幕なしで海外ドラマやPodcastを楽しむ」という、何をするべきか?(What to do)が設定されていることです。ドラッカーのManagementという本によると、正しいWhat to doが設定されている場合、間違ったやりかた(How to do)を採用していても、試行錯誤の過程で容易に修正が可能とされています。英語多読はWhat to doを定めているため、多読三原則以外に詳細なHow to doを教わらなくても、自分で試行錯誤して正しいHow to doを選ぶことができます。逆に、間違った目的(What to do)に対しての正しいやり方How to doを行い続けている場合は、習性が非常に困難だとManagementには書かれています。従来の文法やリスニング学習は、どうやってやるかのHow to doが先行し、英語を使う目的What to doは設定されていませんでした。What to doが設定されないまま英語学習を始めてしまうと、漠然と受験や資格試験で高得点をとることがWhat to doに設定されてしまうと考えられます。ドラッカーの指摘が正しいとすると、How to do先行の英語学習は、英語学習のマネージメント方法としては大きな問題を抱えているといえます。ひたすらに文法やリスニングのテクニックだけを勉強し続けるのではなく、受験や資格試験以外の場所に向けられたWhat to doを設定し、熟練度に応じた英語の活用がもっと行われる方法が定着すると、日本人の英語力が底上げされるのでは?と考えています。さあ、これを読んでいるあなた!あなたは英語で何をしたいですか?



カメの歩みで進みましょう!

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