ニュース記事を使った英語多読について

ニュース記事を使った英語多読について

 英語多読でニュース記事を読むことに興味を持つ人は多いと思います。もし自由にニュース記事が読めれば、海外の有力なメディアから、現地の情報が手に入ったりするというのは魅力的だと思います。しかし、実は私は英語多読からニュース記事を読めるようになるには、まず英語多読の下積みが必要だと考えています。なぜなら、英文自体を読みなれている必要があるうえに、難しい単語が多数出てくるからです。例えば、殺人はmurderだと記憶している人が多いと思いますが、ニュース記事ではhomicideという単語が使われます。基礎的な単語をまだ知らない人が、こういった難しい単語に触れても覚えるのが難しいのではないでしょうか?
 では、英語多読としてはどうやってニュース記事にアプローチすればよいのでしょうか?まずは、200万語ほど英語多読をすること。次に、子供向けや外国人向けに簡潔でやさしい言葉で書かれたニュース記事を配信するサイトを利用することです。当然、ニュース用語を覚えるには辞書に頼る場面も出てくるので、スマホやパソコンで1クリックで単語の意味を調べられる仕組みなどを利用すると良いでしょう。簡単な記事で慣れてから、だんだん一般的な新聞等に挑戦していくとよいでしょう。でも言えるのは、一般紙はYL7.0以上の難易度があるので、真正面からぶつかるのは難しいことははっきりとここに書いておきます。
 世の中にはいきなり英字新聞に挑戦して、不断の努力で必死に辞書を引いて、自作の単語帳を作って、英字新聞を読みこなせるようになる人が稀にいます。知っていてほしい事は、通常は挫折してしまうような方法でも、根性と忍耐と時間を無尽蔵に投入することで成功してしまう場合がある事です。そうやって『正解』になってしまった勉強法が、本当に他の人にも実現が可能かを判断できることも大切だと思います。英語のネイティブの子供は、両親が新聞やニュースを見ながら、個別のニュースについて話したり、その子に分かりやすく教えてくれる場面が日常的にあるでしょう。そういった支援を受けられない以上、日本人にはニュース記事の内容を理解するには困難がともなうと思った方がいいと考えています。英語多読でニュース記事を読みたい人は、まずはまじめで深刻なニュース記事ではなく、もっと簡単で楽しい、児童書の世界を楽しんでから挑戦してみませんか?



新聞は難しい言葉が多いです、、、。

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