1000万語以上継続できた英語多読を支えた一つの価値観

1000万語以上継続できた英語多読を支えた一つの価値観

 私が英語多読を1000万語以上続けるまでには、さまざまな障害にぶつかりましたが、乗り越えることができました。さまざまな状況に応じて工夫してきたのは確かですが、一貫して一つの価値観を持っていたことが、継続できる原動力になったと考えています。
 さて、その価値観とはどんなものでしょうか?それは、『洋書を読むことによって得られる情報や体験は、お金よりも価値がある』と考えていたことです。ちょっと考えてみてください。TOEICの受験料は7,810円です。TOEICを受けに行く人の大半の人は、TOEICの高得点のスコアは7,810円以上の価値があるから受けに行くというのに反論はないと思います。キャリアアップで就職活動や昇進などで、収入に結び付くからです。これは、お金が一番の価値観ですよね?では、『鬼滅の刃』の最新刊を買いに行く人はどうでしょうか?単行本の値段よりも、作品を読むことに価値があると考えているからこそ、単行本の購入のためにお金をだすのではないでしょうか?当然、『鬼滅の刃』を読むことには、キャリアアップの効果はありません。でも、鬼滅の刃を読むことは、お金を出してでもしたい行為なのです。
 英語多読を安定して続けている人は、洋書の内容に価値を見出している人が多いように思います。それは、スキルアップやキャリアアップといった動機もあります。しかし、一番比重の大きな動機としては、洋書を読むことでしか得られない情報や体験にこそ重点を置いていると思います。

 あと、英語が苦手な人は、『英語を使ってこんなことをできるよ』という話になったときに、すぐにお金の話に話題を向ける人が多いと感じます。
 理系の世界では、人気のある専攻として機械工学という分野があります。この分野は理系科目の花形であり、競争倍率も高く、偏差値も高いです。しかし、機械工学科は、大学に入ってから、授業についてゆけずに中退する学生の割合が他の学科よりも高いです。私の予測ですが、将来の就職率や収入だけをモチベーションに大学を選んでしまうと、卒業までモチベーションが続かなくなるのではないでしょうか?私は、お金をモチベーションの動機にすると、継続力に問題が出てくるのではないか、と考えています。
 もちろん、なんでも実力がつけば収入に結び付くと思います。でも、お金は進んだ先で結果的についてくるものなので、モチベーションを支える主要素にはなれないのではないかと考えています。昇進のために、イヤイヤながらにTOEICを勉強して高得点を取る人もいるでしょう。でも、それは『いくらお酒を飲んでも体を壊さない人』と同じであって、確かにそういう人はいる、、、のかな?でも、自分がお酒を飲みまくっていたら、体を壊す確率の方が高いですよね?

 映画、ゲーム、読書、お酒、レジャー。

 誰しも、お金を使ってでもしたい体験ってあるのではないでしょうか?私にとって、洋書を読んだりPodcastを聞いたりするのは、お金を使ってでもしたい行為です。それ自体がご褒美だといっても差し支えありません。このマインド、最強だと思いませんか?




大切な何かはきっとあるはず!

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