学習法のアレンジが成功する人としない人

学習法のアレンジが成功する人としない人

 学習法っていっぱいありますよね。学習法は基本的に完成されていて、アレンジすると成果が出にくくなる場合がおおいです。 しかし、その一方で、アレンジした学習法でグングン伸びていく人もいます。この違いはなんでしょうか?

アレンジが成功する人の特徴
①学習法を忠実に実行した経験がある
②自分自身の学習や行動の特性を知っている

 ①があると、効率の良い勉強のやり方を学べます。学習効率を上げたり、よくない『クセ』により成長がいびつになるのを防ぎます。 また、効率がよく、理屈にかなった学習法が区別できるようになり、その学習でいちばん大切な要素が何なのか、見分けがつくようになります。

 ②は自分の優れたところや、目的や動機に合わせてアレンジをするのに必要です。学習者は人によって違うバックグラウンド、違う能力バランスを持っています。ある人に有効であっても、それが万人に有効でないのはこのせいです。 モチベーションやコンディション管理、時間のつくりかた、最終的な目標の設定など、効率最優先では対処できない問題への対応もここに入ってきます。

①と②を両方持っている人が、学習法をアレンジしても伸びる人だと考えています。。

最初は学習方法に忠実に
 勉強の方法を知らないうちは、優秀な先生に教わるのがのぞましいですが、学習法はこの優秀な先生の代わりになってくれる存在です。 幼い子供が、両親や兄弟のやりかたをみて学んだり、代わりに判断を下してもらったりするイメージです。 なので、①の段階をとばして②を優先すると、自分のやりたいこと/得意なことばかりを優先して、苦手な部分の学習ができていなかったり、学習上の落とし穴を回避できずに、成長が止まるケースが多いです。初心者→中級者までは学習量を増やせばグングン伸びますが、中級者→上級者になるにはバランスの良い成長がないと、頭打ちになりやすいです。最初はきちんと基本を守り、学習法を続けましょう。

中級者以降は自分の足で歩こう
 基本的に学習法は初心者向けに書かれたものです。なので、上達するほど学習法の原則にない様々な例外が出てきます。また、自分自身の目的や適性により、学習法で舗装された道から外れる必要が出てきます。 この段階になってはじめて学習法のアレンジが必要になってきます。私は居合を習っていますが、昔はある程度の段位になるまで、ひたすら師匠のモノマネをして稽古したそうです。そして、ある程度1人前になったら、自分のいた道場を出て全国の道場を渡り歩いて、そこで他の先生たちがやる技をみて、自分に合ったやりかたを取り入れるのです。ここではじめて自分だけのやり方になり、本当の意味で独立します。ある程度極めてから、はじめて自分の足で歩くわけです。

 英語多読では、YAを読むレベルくらいになると、情報がグッと少なくなります。英語多読の本流では多聴多観にシフトするのを勧めますが、英語多読をもっと極めるという道に進むなら、自分自身の目標設定とアレンジが必要になって来ます。 少し長い話になってしまいましたが、学習法のアレンジが成功する人と失敗する人の違いがおわかりいただけたでしょうか?




最初は、学習法とは仲良くね!
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