実は、からせみにはあまりスランプの経験がありません。あ、モチベが上がらなくなるスランプは経験があります。でも、能力が伸び悩むスランプはゲームのやり込み方を覚えてから経験がありません。ここではその『伸び続けるコツ』についてお話します。
スランプがない人ってどんな人?
スランプが来ると、時間を投じても成長がなくなってきます。どうしてスランプになるのか?それは、設定した方針や練習メニューでは対処できない問題にぶつかるからです。残酷なことに、対処できない問題は、本人の判断ミスから来ていることがほとんどです。例えば、『リスニングするためには英文を英語の語順のままで英語のまま理解出来なければいけない』。これは近年の英語学習では常識になりつつあります。しかし、リスニングの訓練方法を『聞こえた英文を瞬時に日本語訳することがリスニングの攻略法』と判断してしまったらどうなるでしょう?英語を語順のまま理解する努力から遠ざかり、ナチュラルスピードの英文を聞き取るのは難しくなるでしょう。その方法にこだわる限り、その人はそこでスタックしてしまいます。(これをスタックポイントとします)
では、スランプにならない人はどんな人なのでしょうか?それは、手詰まりに続く道(スタックポイント)を、そこに行く前に見破れる人。もしくは手詰まりになっても(スタックポイントに引っかかっても)すぐに方向転換して別の道を進める人なのです。
Daniel Kahnemanの著書、THINKING,FAST AND SLOWには『ほとんどの人は問題にぶつかった時に最初に思い浮かんだ方法を選ぶ。複数の方法から優れた方法を選んで行ける人は非常に少ない』ということが書かれています。自分が歩んできた道が最上とは限りません。スタックポイントを見つける能力を磨くことで、スランプ(モチベーション由来ではない)を回避でき、能力は順調に伸び続けるようになるでしょう。自分の前や後ろのスタックポイントを探してみましょう!

行き止まりを避ける道はいっぱいあるよ!