辞書を使う英語多読のやり方

47.辞書を使う英語多読のやり方

 英語多読では上級者は辞書を使っていいことになっています。今日は、からせみが辞書を使う英語多読をどのようにしているかを解説してみます。

1.辞書を使う英語多読に必要な語彙レベルは?

わからない単語は1文に1語まで
 英語多読で辞書を導入する段階については、明確な基準が定められていません。なので、時期については実践者の判断に任せられているのが実情です。 しかし、辞書を導入して支障なく読むには、ある程度の語彙力が必須です。 具体的にどのくらいの語彙力が必要かは、読む本によって変わりますが、1つの文章にわからない単語が1つまでであることが望ましいです。その理由は、一文に2つ以上わからない単語があると、辞書を引いても文全体の理解度が落ちるためです。 なぜ2つ以上わからない語があるとだめなのかは、人間の短期記憶の仕組みによるものだと、からせみは考えています。(まだ仮説の段階なので根拠は引用できません)
 Timeの記事は10分あれば1つ読み終わることができますが、語彙力が足りないと辞書引きに時間を取られ2時間かかってしまったりします。効果がないとは言いませんが、語彙獲得、内容理解の点から、非常に効率が悪いと考えられます。

正確な理解が必要な本(専門書・啓発書等)には辞書が必要
 専門書や啓発書などを英語多読のやり方で読んでいくと、ぼんやりした感じやいまいちしっくりしない感じがする時があります。こういうときは、ほぼ確実に文中に意味を正確に呼び起こせない単語が混じっています。おそらく、文章を読み返すと『この単語の意味把握が怪しい』という単語が見つかります。大抵、その単語が自分が知っている意味以外の違う意味を持っていたり、つづりが似ているけど、まったく別の意味の単語であることが多いです。啓発書、専門書などを読んでいる場合は、ある程度正確に内容を理解する必要があるので、重要な場所で不安になったら、辞書で意味を確認することをオススメします。


2.辞書を使う英語多読で単語はどうやっておぼえる?

辞書を引いた単語は無理に覚えようとしない
 洋書を読んでいると、数分前に辞書で調べた単語と再会したのに意味が思い浮かばないことがよくあります。こういうときは、見たことがある単語だと覚えていただけで合格として、自分を責めたりムキになったりしないようにしましょう。からせみの経験上、これができない人は、スランプになって英語多読を挫折しやすいように思います。覚えようとしなくても自然に語彙力は増えていくので、焦らずに安心して読み進めましょう。

辞書で確認する内容は必要最小限にする
 辞書を引くと、第1意、第2意、、、とたくさんの意味や、発音記号、例文などが載っています。しかし、洋書を読む場合は、お勉強より今読んでいる本を読み進めるのが優先です。なので、別の意味や発音記号、例文はていねいに読まなくても大丈夫です。これは、辞書は何度も引くので、詰め込み過ぎても覚えられないし、時間がもったいないせいです。もちろん、気が向いたときに確認するのは大丈夫です。あくまで、調べた単語の解説をすべてすみずみまで読む必要はないという意味合いです。

ノートなどは取らなくても大丈夫
 調べた単語をノートや単語帳にまとめたくなるかもしれません。もちろんやっていただいても大丈夫なのですが、内容を記憶するためには何度もそれらを読み返さなくてはならず、結局教材を使って勉強をするのと変わらなくなってしまいます。試験対策や、通訳、翻訳者になる訓練をしている人には必要かもしれません。しかし、非常に負荷が高くなるため、よほどの動機がないと挫折してしまう原因になったり、ノートを見直さなくなってしまいます。ノートをとらなくても東大の入試問題の英文の内容が分かるレベルにはなりますので、安心して読むのに集中しましょう。

辞書を引くのを楽しむ
 わからない単語に出会ったとき、からせみは『調べるのメンドイな』って思うことがよくあります。でも、『この単語の意味がわかったら、大きな人生の謎が解けるんじゃない!?』と考え方を変えると辞書を引きたくなることがよくあります。その反面で、義務感でイヤイヤ能力向上のために辞書を引いていると、英文を見るのがどんどん嫌になって来ます。同じことをやっていても、こころの持ち方は大切です。


3.辞書を使う英語多読を快適にするために

辞書を引くのは最低限で大丈夫
 辞書が手元にあると、わからない単語・ちょっと不安な単語をすべて辞書で調べたくなるかもしれません。しかし、気分や体調に応じて、辞書の使用頻度は調節してください。すべて辞書で調べていくと、モチベーションが低下し、さらに行くと頭や体が英文に拒否反応を起こしだす原因になります。これができるかどうかで、英語多読が長続きがするかの分かれ道になります。大切なことなので、無理をしすぎないようにしましょう。

辞書を引く手間は最小限に!
 時間短縮のため、電子辞書、スマホ、Kindleなど、素早く手軽に利用できるデジタルなツールを利用すると負担が小さくなります。からせみが学生のことの英語の先生は『電子辞書は、急いでるときに使うものだよ』と言っていました。まさにその通りで、本の結末に1秒でも早くたどりつきたいので、ぜひぜひ電子辞書を使って行きましょう!




これが辞書の使い方だよ!
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