からせみ流(独学重視型)先生の選び方

53.からせみ流(独学重視型)先生の選び方

 からせみは独学での勉強が多かったので非常に独学寄りの勉強法になっています。しかし、それでも先輩や先生的存在との関係はしっかりあって、その中でたくさんのアドバイスをいただいて来ました。そのおかげで今があります。もし、ひとりで悩んでいる方、先生に教わっているのに効果が出ないことで悩んでいるかたの参考になればとこの記事を書きました。

からせみの先生選びは次の2ステップになります。

①情報を集める
 先生を選ぶ前に、最初は基本的な学習法の種類を調べて理解します。英語なら、本やインターネットで文法学習、単語学習、スピーキング、リーディング、リスニングなどの勉強法を一通り情報を集めて理解しておきます。この工程がないと自分自身にあっている方法や目的に合致した方法が見えて来ないので重要なことが見えません。そして、当然先生を選ぶにも必要な情報なので、何気に一番重要な工程だと考えています。

麦ともみがらという言葉があります。中身が入った麦と外の殻だけのものが混ざったとき、どうやって中身の入った麦だけをより分けたらいいでしょうか?答えは、一つ一つ手に取ってより分けることです。この取り組み方は情報収集の基本的な姿勢とされています。
簡単な資格を取る程度なら、この情報収集の段階だけで勉強の土台が確立して独学だけで目標達成できるパターンも多いです。

②先輩や先生候補と議論して逆面接する
 先輩や先生の候補と①で集めた情報を基に英語学習について雑談してみましょう。
アメリカの犯罪捜査に使われるプロファイリングの教科書に次の文章が出てきます

科学はコンピューターの中にあるわけでも研究室の中にあるわけではない。科学はその人がする説明と情報・証拠に基づく論理的な結論の中にある

話してみて、相手のお話や説明が、きちんと一般的な情報や証拠に基づいているか見極めなくてはいけません。そして、能力だけでなく人がらや相性にも注意が必要です。

先輩・先生の見極めたい点
【論理性】思考の偏りや論理的破綻や根性論が強くないか。
【人格】人を不必要にけなしたりしないか。ふれると妙に怒り出すような地雷原がないか。
【管理能力】その人自身の実力と努力量が十分か
この3つに点で強い違和感を感じるようなら、関係に一線を引いて必要以上にほどほどな付き合いにとどめましょう。
先生との授業で何を学ぶか?
では先生が見つかったらどう付き合えば良いでしょうか? 大前提として、学習の本番は授業の外の自主学習にあると考えてます。先生の授業は重要とはいえ、あくまで自分自身の勉強のごく1部に過ぎません。そして、授業は自主学習を効果的に進めるためのサポート役になるようにしましょう。授業時間をより効率的にするために、できることはなるべく授業以外の場所でがんばっておきましょう。

授業で受けたい恩恵
【フィードバック】改善した方がいいところを客観的に教えてもらう
【進路の確認】自分が取ろうとしている方向性が正しいかと、別の選択肢の確認をする
【ゴール地点の確認】どのくらい努力したら効果が出るかを一通り聞いておく
【雑談】空き時間どんなことをしているか?先生がまだ英語初心者だったころどうやって勉強してたか?スランプはどう乗り切ったか?など話してみましょう。成長の糧になる情報がいっぱい出てきます。モチベーション爆上がりです。

最後に
学ぶことは終わりの無い道です。いつでも「ここまででいいや」って思えばそこで修行は終わります。さらに道を進みたければ別の先生が必要になるかもしれません。結局は、成長したいという意思が、あなたの到達点を決めます。いい出会いも重要ですが、成長したいっていう意思ってむちゃくちゃ大切です。この読みにくい記事をここまで読んでくれたあなたは、その成長したいという意思を大切にしてくださいね!






先生が生徒を見るとき、生徒もまた先生を見ている
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