からせみ式記憶法

54.からせみ式記憶術

 参考になるかどうかわかりませんが、からせみが何かを記憶する作業があるときの頭の中の動きを書いてみたいと思います。 一応からせみは、一時期資格試験に打ち込んで、ITパスポート、危険物取扱者(甲種)、毒物劇物取扱責任者、公害防止管理者(水質一種)、第一種衛生管理者、TOEIC735点と、居合道6段を持っています。

1.プレッシャーと焦りを制御する
 まず何かを覚えようとするときには、『記憶しなきゃいけない』というプレッシャーを排除しないといけません。アドレナリンが出ると、集中力が上がるように思えますが、実際は記憶の妨げになるそうです。実際、スポーツやゲームなどで緊張しすぎると、自分がどういう動きをしたかおぼえていないということってありますよね?
 そこで、からせみの場合は『回数をこなせば、必要なことは自然と記憶できる』という考えを自分に信じ込ませています。
 思い通りにならない経験が何度も続くと、人は気分が落ち込み、スランプになることがあります。成果に期待しすぎず、でも、やった分だけ成果が出るという経験に基づいた自信がすごく大切です。

2.作業を楽しめるように工夫する
 からせみは退屈が大嫌いです。なので、繰り返しになると退屈になりがちですが、教科書などを読む中で心が動くように意識します。例えば、水の密度が一番高くなるのは4℃です。じゃあ、水中が1℃の時、日光で水面が4℃に温められたら、水面の水は水中に沈んでいって水中に流れを作るんだね。へー!面白い!(←この面白いという感情をいかに作り出すかが重要)
 あと、同じ分野を学んでいる人で、楽しそうに学んでいる人がいたら、どうして楽しそうなのかお話を聞いてみると、楽しむポイントを知ることができます。
 からせみは効率がいいとされる方法でも、工夫してもまったく楽しめないのであれば、短期決戦で覚えるか、効率は落ちても長時間できる方法に切り替えることを検討します。ひたすら英語の長文問題を解くことや、単調な単語暗記を続けることと比較して、英語多読・多聴多観は、英文を楽しく読んだり聞いたりするのに一番優れた方法なのではないでしょうか?

3.作業の負担を小さく、快適な環境をつくる
 からせみは勉強を始めるまでの負担を小さくする工夫をします。辞書を引く作業であれば、紙の辞書であればお目当ての単語を見つけるまでに時間がかかりますが、電子辞書やKindleを使えば一瞬です。単語にたどり着くまでの時間が短くなった分、よりたくさんの英文を読むことができ『紙の辞書だと、他の単語が目にはいるから、、、』以上の効果がでます。(単語を調べる量も増えますし)
 また、机に向かって勉強をしばらく続ける予定があるときは、まず机を整頓し、手元を照らす電灯を用意し、椅子にはクッションを置いたり、快適な環境を整えます。ドリップコーヒーやアロマなどを用意すると、部屋の中にいい香りがして、集中する手助けをしてくれます。ノートや筆記具などもお気に入りのものをそろえると、勉強が楽しくなります。

4.アンガーマネージメントする
 勉強が思い通り進まなかったり、教科書の記述が不鮮明で意味が取りにくかったり、周囲がうるさかったりでイライラしちゃうこと、ありますよね?このイライラ、記憶力を落とす原因になります。実際、癇癪を持っている子供は、その子供本来の学力や理解力よりも成績が低くなる傾向があるそうです。集中できる場所に移動したり、認知行動療法やWEB検索、生成AIとの対話などでストレス対処を覚えたり、イライラをひとつづつ解決していくといいでしょう。慣れてくると『怒りの感情をOFFにするスイッチ』が頭の中に設置されます。『怒りの感情をOFFにするスイッチ』は複数あるのですが、その一つはどうしても気に入らない競争相手や知り合いの顔が浮かんでイライラしてしまったときに、その人自身の行動の結果は必ずその人本人がかぶらなくてはならないと考えることです。そうすると、その人に罰が下ってほしいという考えが消えて、心が穏やかになります。

5.仮眠をとる習慣を身に着ける
 仕事や部活疲れで眠かったり頭がぼーっとすることってありますよね。こういう状態でなにかを覚えようとしても、居眠りしてしまうのがオチです。こんなときは思い切って仮眠を取ってしまいましょう。30分仮眠で済む人もいれば2時間以上仮眠する人もいます(からせみは後者です)。 ちなみに、この仮眠の習慣に慣れると、起きたときにすぐに眠気が引くようになります。なので、朝の早起きもわりと簡単にできるようになり、お勧めです。ただし、健康と効率のために睡眠時間は毎日合計で8時間前後は確保しましょう!

6.適度に休憩日を設ける
 ハードワークを勧める環境だと、『土日も含めて毎日やりなさい!』と助言されたりします。しかし、週2日くらいは休憩日を設置しましょう。適度にリフレッシュしたほうがモチベーションが上がりますし、体力管理も上手になってきます。休む習慣が身についてくると『あ、いま昨日の疲れがたまって頭の働きが悪くなっているな』という感覚もわかるようになってきます。

どうでしょうか?ここまでに書いたことを実践することで、記憶の妨げになる要素は大幅に軽減されると考えています。まれに暗記の鬼のような人がいて、単調な苦痛を伴う暗記作業をすさまじい集中力でストイックに継続できる人がいます。そういう人は非常に高い成績を出したりしますが、その人を真似ようとしても真似られる人はほんの一握りだと考えています。ここで書いたことはあくまでからせみの場合の暗記法です。人により得意不得意があったりするので、自分に合った方法を特定できるといいのではないでしょうか?





楽しく、無理せず、快適に!それがゴールへの近道!
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