洋書を読むときなぜ目の動き方が速くなるのか?

62.洋書を読むときなぜ目の動き方が速くなるのか?

1.和書と洋書でなぜ目の動きが変わるのか?
 洋書読みにかなり慣れているからせみの経験では、和書を読む時より、洋書を読んでいる時の方がかなり速く目線を動かしています。体感で倍速くらい差があるのではないでしょうか?なぜ、洋書の方が目線が速く動くのか?その原因は簡単で、漢字にあります。

2.漢字の読み方と英単語の読み方の違い
 日本語には漢字があります。漢字には意味が凝縮されています。なので、1文字1文字を見落とさないように、スーッとなめらかに視線が流れていきます。英語の場合はどうでしょうか?英語は漢字がない分、単語一つ一つをカタマリと見ながら視線がぴょんぴょんと次の単語へとジャンプしていきます。先程、からせみの体感で和書と洋書では目線の動く速さが倍ほども違うと書きましたが、AIに聞いてみると、和書の読書速度は秒速10cm~20cm、洋書では秒速20cm~30cmという回答が返ってきますので、倍速というからせみの体感は割と的を得ていると感じます。

3.なぜ英語の速読が必要になるか?
 英語多読を始めたり、TOEICでも、とにかく最初は英文を速く読んでも意味が取れるようにする訓練から始まります。それは、ここまでで書いた倍速近い目線の動きを身につけるという工程が必要になるからです。しかし、問題はそれだけではありません。日本語は漢字がある分、1文字1文字の意味が凝縮されているように思えますがひらがなの部分はそうではありません。極端に言えば、英語は単語一つ一つが漢字に相当するため、日本語より長さ単位の意味の凝縮率は高いです。実際、洋書では1冊で出版されてた本も、日本語翻訳版では厚さの都合で上下巻に別れること珍しくありません。つまり、目線は速く動いてて、かつ頭にインプットされる情報も並行して増えるわけで、慣れて処理能力をあげないと頭がオーバーヒートするのです。さらに英語は日本語に比べて母音の数が極端に少ないためすごく早口です。洋楽が好きな人なんかは、歌詞を翻訳したら訳文が原文と比較にならない位に長くなった経験があることでしょう。初学者はこの、英語は日本語より【目線速い+内容が凝縮+言葉が短くて速い】の3重の試練を乗り越えていかなくてはいけないのです。

4.容赦ないネイティブスピードに慣れるには
 からせみは英語多読は幼児に退行して言葉を再獲得する技術だと考えています。だから、最初は自分の心地よい速度で、なるべく簡単な洋書を読むようにします。そして、余裕が出てきたら対象年齢の高い本に切り替えていく。この手順を踏んでいけば、いつかは必ずネイティブスピードにだって対応できるようになります。リスニングだって同じやり方でいつかできるようになります。焦りは成長を邪魔してしまう事が多いので、リラックスしてできることから順にやって行きましょう。





や、今日も来たね!毎日一歩ずつトレーニングだよ!
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この記事の著者【からせみ】について:
 英語多読1000万語達成済み。身長の3倍の高さに相当する量の洋書を読破。最初は英語が全くダメで学生時代は勉強をサボってゲームばかりしていた経歴の持ち主だが、現在はバリバリ洋書を読みまくる英語クラスタの一員である。洋書で心理学の勉強をしており、優秀な人から英語が苦手な人まで、色んな人の悩みに寄り添えるよう日々努力しています。地元にある英語多読クラブの副代表もつとめています。

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