『アウトプットはインプットのコップが溢れたとき自然に始まる』は本当?

69.『アウトプットはインプットのコップが溢れた時自然に始まる』は本当?

 英語多読を続けて行ったら、自然と英語を話したり書いたりできるの?って疑問があると思います。ここでは1000万語以上読んだからせみの経験談をお話します。

1.突然来たアウトプットの機会
 からせみは英語多読とTOEICの勉強はしたことがありますが、アウトプットの練習にはまったく興味がなく、書くほうも英会話もまったくやりませんでした。学生時代も英語はかろうじて赤点を免れていた程度の成績でしたので、本当にアウトプットは全然やって来ませんでした。そんなからせみですが、900万語くらい読んだ時期の頃だと思います。からせみの職場に外国の方が来て、書類を書こうとしたけど日本語が読めず困っている場面に出くわしました。からせみはその方と話しながら英語で一つ一つの記入欄に何を書くかを説明していきました。そして、特に伝わりにくいところもなく書類は完成し、窓口で正常に受理されました。つまり、その時必要なアウトプットはできたのです。スマホの辞書も音声翻訳も使いませんでした。 感覚的には、翻訳エンジンのように次々英語が浮かんでくるのではなく、どの英単語を使ったら相手に意図が伝わるかを考える余裕がある感じです。簡単な英文なら、日本語文を事前に組み立てることなく、直接英文が頭に浮かびます。英語の授業とかで、先に考えた日本語をもとに必死に英文を組み立てて発話しようとする感じと違って、単語一つ一つ大切に『これで伝わるといいな』って言葉を選びながら話すイメージといったらいいでしょうか。パソコンが苦手な相手に、パソコンの専門用語をなるべく使わず教えるときの感覚が似ているかもしれません。ただ、英語多読初期に読んだGrammar in Useという英語で書かれた文法書の内容が頭に浮かんでいる感じはありました。

2.アウトプットはできるけど……。
 英語多読のインプットを続ければアウトプットもかなりできるようになります。ただ、からせみの場合はコップから溢れて自然に出てくるというのではなく、突然英語が必要になった時に、コップの中身をいつの間にかきちんと取り出せるようになっていた感じでした。ただし、英単語を知っているかの問題はあり、先程とは別の時にGoogle Mapの英語版でとある官庁の英語名を見せられて『ここどうやって行ったらいい?』と聞かれた時には、スマホで英語の官庁名の和訳を調べる必要はありました。

3.伸びしろがあるアウトプット
 長期間の多読経験の強みは、なんといっても、英単語を使った時にその言葉が相手にどう伝わるか正しく想像できることです。ただ、からせみの経験上、英語多読で書くことも話すこともできるようにはなるけど、まだまだ伸びしろはかなりあると感じています。やはり前置詞の使い方や単語を知っているかは別問題なのです。なので、いきなり試験での作文やビジネスの場で使うのではなく、きちんと作文のルールやマナーも含め、正式な場所で使うための最低限のところは勉強をした方がいいと思います。これは、日本語を使った国語の試験や面接にのぞむときも同じですよね?ただ、日常生活で生じる会話には練習がなくてもかなり対応ができるようになるので、その実力があれば、作文やマナーの勉強のハードルはグッと下がること間違いなしです。英語多読をしている人は、していない人よりも短い練習時間でメキメキ伸びることでしょう。





アウトプットの機会は突然に!
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この記事の著者【からせみ】について:
 英語多読1000万語達成済み。身長の3倍の高さに相当する量の洋書を読破。最初は英語が全くダメで学生時代は勉強をサボってゲームばかりしていた経歴の持ち主だが、現在はバリバリ洋書を読みまくる英語クラスタの一員である。洋書で心理学の勉強をしており、優秀な人から英語が苦手な人まで、色んな人の悩みに寄り添えるよう日々努力しています。地元にある英語多読クラブの副代表もつとめています。

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